教育現場で役立つ！教卓・演台
授業や講演、プレゼンテーションの質を左右する重要なアイテムが教卓・演台です。
教室や講堂、研修室など、使用する環境や目的に合ったものを選ぶことで、スムーズな進行をサポートし、話し手の印象を向上させることができます。
本記事では、用途別に最適な教卓・演台の選び方を解説し、機能性やデザインに優れたおすすめモデルを紹介します。自校や施設にぴったりの教卓・演台選びの参考にしてください。
教卓を選ぶポイント
サイズと形状
教室のスペースやレイアウトに合ったサイズを選ぶことが重要です。一般的な教卓は幅750〜900mm、奥行450〜500mm、高さ800〜900mmです。
教卓から前列机まで600mm以上のスペースを確保することが推奨されます。
機能性
ICT機器の使用を想定する場合は、配線孔や機器収納スペースが必要です。
引き出しや棚板があれば、教材や資料を整理しやすくなります。
キャスター付きのものは移動が容易で、柔軟な教室レイアウトに対応できます。
材質とデザイン
天板材質はメラミン化粧板や国産ひのき材などから選べます。
カラーは教室の雰囲気に合わせたものを選びます。木目調やライトグレー、アイボリーなどが一般的です。
デザインはシンプルなものから高級感のあるものまで多様です。
予算
教卓の価格は機能や材質によって異なります。予算に応じて選ぶことが重要です。
具体的には、安いもので３万円弱、高いもので８万円以上するものもあります。
環境への配慮
グリーン購入法適合商品など、環境に優しい製品を選ぶことも一つの選択肢です。
教卓の機能別分類
教卓の種類ごとの特徴、メリット、デメリットについて詳細に解説いたします。
標準的な教卓
シンプルで使いやすいデザインです。
引き出しや棚板付きのものが多く、一般的なサイズは幅750〜900mm、奥行450〜500mm、高さ800〜900mmとなっています。
メリット
使い慣れた形状で操作が簡単
比較的安価
教材や資料の収納が可能
デメリット
ICT機器の使用には適していない場合がある
移動が困難な場合がある
IT教卓
ICT機器の使用を想定して設計された商品です。
具体的には配線孔や機器収納スペースを備えている、実物投影機が使用できる十分な奥行きを持つ等の特徴があります。
メリット
ICT機器を効率的に使用可能
授業の準備時間を短縮できる
視覚的な情報を活用した分かりやすい授業が可能
デメリット
標準的な教卓より高価
ICT機器の管理や故障対応で教員の負担が増える可能性がある
ICT機器に不慣れな教員には操作が難しい場合がある
カートタイプ教卓
キャスター付きで移動が容易、かつコンパクトなサイズが多いためスペースの確保が容易になります。
商品によっては収納スペース付きのモデルもある
メリット
柔軟な教室レイアウトに対応可能
複数の教室で共有使用が可能
収納性が高い
デメリット
安定性が低い場合がある
収納スペースが限られる場合がある
教卓の素材別分類
教卓の素材ごとの特徴、メリット、デメリットを詳細に解説いたします。
メラミン化粧板
紙と樹脂でできたプラスチック板を木質基材に貼り付けたもので、耐熱性、耐水性、耐摩耗性に優れています。
また、表面硬度が高く、傷がつきにくい
メリット
熱い食器を置いても変形や跡が残りにくい
飲み物をこぼしても染み込まず、簡単に拭き取れる
汚れが付きにくく、お手入れが簡単
耐薬品性があり、アルコールなどでの拭き取りも可能
長持ちしやすく、経年変化が少ない
デメリット
天然木と比べると風合いが劣る
強く擦ると細かい傷がつく可能性がある
傷がつくと目立つ場合がある
天然木
木材本来の質感や風合いを楽しめる
経年変化により味わいが増す
メリット
自然な風合いと温かみのある雰囲気を演出できる
教室や講義室の雰囲気にマッチする
傷がついても経年変化の一部として楽しめる
デメリット
メラミン化粧板と比べて耐久性が劣る
水や熱に弱く、変形や染みの原因になりやすい
お手入れに手間がかかる
スチール
強度が高く、耐久性に優れている
清潔感のある外観
メリット
長期間使用できる
お手入れが比較的簡単
軽量で移動しやすい
デメリット
冷たい印象を与える可能性がある
傷がつきやすく、目立ちやすい
おすすめの教卓紹介
演台を選ぶポイント
演台を選ぶ際の主なポイントは以下の通りです
サイズと設置場所
教室や会場の広さに合わせた適切なサイズを選ぶ
参加者全員から見やすい位置に設置できるか確認
機能性
ICT機器対応が必要か検討（配線ホールや電源タップの有無）
資料を置くスペースの広さ移動の必要性（キャスター付きか固定式か）
デザインと素材
会場の雰囲気に合うデザイン（木製、アクリル製など）
耐久性と手入れのしやすさ
視認性
講演者が立った際の高さが適切か
LEDディスプレイ付きなど、視覚的な情報提示が必要か
予算
必要な機能と予算のバランス
多目的使用
様々な種類のイベントや講演に対応できるか
セキュリティ
機器や資料を保護するためのカバーや鍵の有無
この中でも特に機能性と素材に絞って詳細に解説していきます。
演台の素材別分類
教室に設置する演説台の主な特徴とそれぞれのメリット、デメリットについて解説します。
標準的な木製演台
木材（多くの場合ダップ化粧板）で作られており、シンプルで使いやすいデザインです。
一般的なサイズは幅900mm、奥行115mm、高さ950mm程度となっております。
メリット
温かみのある外観で教室の雰囲気に馴染む
比較的安価で導入しやすい
耐久性があり長期間使用可能
デメリット
重量があるため移動が困難
ICT機器の使用には適していない場合がある
アクリル製演台
透明または半透明のアクリル素材を使用しています。
そのため、軽量で視覚的に圧迫感が少ないことが特徴です。
メリット
教室の美観を損ねにくい
軽量で移動が容易
クリーンで現代的な印象を与える
デメリット
傷がつきやすい
木製に比べて耐久性が劣る場合がある
高価な場合がある
スチール製演台
耐久性が高く、清潔感のある外観を持っています。
素材のイメージと打って変わって比較的軽量なことも特徴の一つです。
メリット
お手入れが簡単
長期間使用可能
コストパフォーマンスが良い
デメリット
冷たい印象を与える可能性がある
傷がつきやすく、目立ちやすい
各演説台タイプには、それぞれ特徴があり、学校の環境や教員のニーズに合わせて選択することが重要です。
標準的な木製演台は信頼性と経済性に優れています。
アクリル製やLEDディスプレイ付きの演台は、視覚的なインパクトを重視する場合に適していますが、コストと管理面での考慮が必要です。
演台の機能別分類
演台の機能ごとの特徴、導入するメリット、デメリットを詳細に解説いたします。
標準的な演台
シンプルなデザインで、一般的なサイズは幅900mm、奥行115mm、高さ950mm程度です。
メリット
使いやすく、多くの場面で活用可能
比較的安価で導入しやすい
耐久性があり長期間使用可能
デメリット
機能が限定的
ICT機器の使用には適していない場合がある
マイク内蔵型演台
マイクが内蔵されており、別途マイクを用意する必要がないことが特徴です。
また、演台からマイクの調整を行うことができるため、演説が非常に便利になります。
メリット
話者の声を明瞭に伝えられる
マイクの配置や調整の手間が省ける
デメリット
標準的な演台より高価
マイクの故障時に演台全体の交換が必要になる可能性がある
キャスター付き演台
車輪（キャスター）が付いており、移動が容易であることが大きな特徴です。
多くの場合、前輪は固定式、後輪はストッパー付きとなっております。
メリット
会場間の移動や配置変更が簡単
様々な発表スタイルに対応可能
収納が容易
デメリット
安定性が低い場合がある
キャスターの故障リスクがある
各機能を持つ演台には、それぞれ特徴があり、使用環境や目的に応じて選択することが重要です。
標準的な演台は汎用性が高く、キャスター付き演台は柔軟な運用が可能ですが、安定性には注意が必要です。
おすすめの演台紹介
まとめ
教卓・演題の選び方完全ガイドでは、用途に応じた選び方のポイントとおすすめモデルを紹介しました。
教室や講堂、研修室など、使用する環境に適した教卓・演題を選ぶことで、講義やプレゼンテーションの質を向上させることができます。
機能性やデザインにもこだわり、使いやすさを重視することが重要です。適切な教卓・演題を導入し、より円滑で効果的な授業・講演を実現しましょう。
